『藤岡 孝一 展』の模様をお届けします。

台風一過の空がことのほか青く澄んで、東京は心地よい秋日和となりました。

シルクランド画廊では、9/15(日)から「夢の残像 藤岡 孝一 展」を開催しております。
本日は、76点の木彫作品が並んだ個展会場の模様を一部ご紹介いたします。


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「チェス台」と赤、青それぞれ16の駒が向かい合うオリジナリティ溢れる力作。
材質は樫の木。
全て三角形にカットされた資材で組み合わされた台座も見事な創作。


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「LIBRA」(左)。
正義の女神アストレアが善悪をはかるのに使ったとされる天秤は、天上に昇っておとめ座となった女神の足元に輝く星座になったと言い伝えられています。
ここで左右の掌に乗っているのは金と、銀のりんごです。

隣は「アフロディテ」(中央)。
ギリシャ神話で海の泡から生まれたともいわれる美の女神は、藤岡孝一版ヴィーナスの誕生でしょうか。
オリジナルの染料で着色した作品とは違い、木目を生かしたつややかな光沢が特徴の作品には、えんじゅの木が主に使われています。



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展覧会案内のギャラリー通信の表紙を飾る作品「鳥の詩」(テーブル奥)を囲む、「森の神(ふくろう)」(テーブル手前左)や、「ダイアナ(月の女神)」(左)たち。



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「self portrait」
ギャラリーの入口で皆様をお出迎えする、その名も“自画像”と言う名の作品は、トレードマークの帽子と靴がバラの彫りで施されています。

彫刻家が自らを表現する時、このような作品が生まれることに目を奪われます。材質は樟(クスノキ)。


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「漫華境より蝶」
壁掛の作品もいくつかご覧いただいています。

暗闇の〝時″から光溢れる世界への旅立ちをイメージした作品。


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「ロックロールララバイ-ジョン・レノンに捧ぐ」
ロンドンブーツにビートルズがレコーディングを行ったアップルスタジオのりんご、そして凶弾に倒れたジョンが胸に受けた鉛の銃弾の痕にはやがてバラが咲き・・・藤岡先生が愛してやまないジョンへの想い。

因みに先生はジョン・レノンと身長が同じだそうで、生まれ月も同じてんびん座であることが少し誇らしげでした(笑)
(バラは実際に木でなく、鉛で制作しています)



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左から順に、「旅立ち」、「街の灯2」、「over the world」、「昨日と違う明日3」、「夢の途中3」、「森よりいでで5」

今展では、知の「森」から出でて見知らぬ風景の中、旅に彷徨う作家の分身とも思われる人物像が会場いっぱいに放浪しています。


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楽器を手にした作品の数々はいつも多くのお客様を魅了します。

上段左から2番目「カンタービレ」は譜面の演奏記号で“歌うように”が意味するように伸びやかな広がりのある作品。
楽器に金の染色が施してあります。
材質は上質な家具やウィスキーの樽などにも使用される楢の木。

上段右端「ラプソディ」はコントラバスを奏でる男の体の中に流れくる旋律が知らず知らずの内にやがて一体となるイメージが作品になっています。材質は桜の木。



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会期は28日(土)までです。
27日、28日の二日間は作家が在廊していますので、ぜひお出かけください。

子供の頃から見知らぬ風景が好きで、旅への憧れを心震える心持ちで今も夢の残像を形にしようとする藤岡孝一の世界をお楽しみください。



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